プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」LA BOHèME in Japan

Edited by Neco Verbis —


横須賀芸術劇場ー公演情報

サントリーホール オペラ・アカデミー公演 –
プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」-
<全4幕 原語上演> ※字幕はありません。-

2016年1月17日(日) 15:00開演 –

よこすか芸術劇場

  • S席:5,000円 –
  • A席:4,000円 –
  • 友割あり
  • 学割あり
  • 託児サービスあり ※未就学児童は入場できません –

チケット購入 –

上質な音楽でじっくりと味わうプッチーニの甘く切ない永遠の名作 –

サントリーホール オペラ・アカデミーは、日本の若手歌手の精鋭たちが世界的な芸術家によるレッスンを受けるほか、“互いの耳”になる研修スタイルが類をみない国内随一のオペラ・アカデミーです。指揮は、かつての名テノール歌手であり、現在指揮者として活躍を続けるジュゼッペ・サッバティーニが就任しています。

今回お贈りするのは、プッチーニのオペラの中で一番ロマンティックであり、世界的に人気の高い作品です。アカデミー内のオーディションから選出された歌手たちが、美しいメロディーを奏で、切ない物語を演じます。

そして、幕間には朝岡聡による解りやすい解説が盛り込まれ、「音楽とドラマ=オペラ」を存分にお楽しみいただけます。
★オペラ研究家 岸 純信が寄せるこの公演の魅力

locandina

    公演概要
    ■指揮
    ジュゼッペ・サッバティーニ
    (サントリーホール オペラ・アカデミー エグゼクティブ・ファカルティ)
    ■演出
    田口道子

    ■出演
    ミミ 吉田珠代(ソプラノ)
    ロドルフォ 樋口達哉(テノール)
    ムゼッタ 湯浅ももこ(ソプラノ)
    マルチェッロ 増原英也(バリトン)
    ショナール 村松恒矢(バリトン)
    コッリーネ 片山将司(バス)
    ベノア/アルチンドーロ 吉川健一(バリトン)
    パルピニョール 高畠伸吾(テノール)
    ■ナビゲーター
    朝岡 聡

    ■演奏
    横浜シンフォニエッタ

    ■声楽アンサンブル
    サントリーホール オペラ・アカデミー

    横須賀芸術劇場少年少女合唱団

    ■チケット発売開始
    2015年8月29日(土)

    ■チケット取扱
    横須賀芸術劇場

    インターネット

    電話予約センター 046-823-9999

    窓口  芸術劇場1階・サービスセンター内/
    横須賀中央駅西口モアーズシティ1階・モアーズストリート

    チケットぴあ http://pia.jp/t/ [Pコード272-585]

    イープラス    http://eplus.jp/

    ローソンチケット http://l-tike.com/ [Lコード37574]

    ■お問合せ
    横須賀芸術劇場 046-828-1602

    ■主催
    公益財団法人 横須賀芸術文化財団

    ■制作協力
    サントリーホール

    ■助成
    一般財団法人自治総合センター

    出演者プロフィール

    ジュゼッペ・サッバティーニ(指揮) Giuseppe Sabbatini, conductor
    ジュゼッペ・サッバティーニ

    世界的なテノール歌手として日本でも絶大な人気を誇っていたが、2007年から指揮者・声楽指導者に転向。指揮ではイタリア、ロシア、日本を中心に世界各地で活動し、マリエッラ・デヴィーアら一流歌手と共演。13年ソフィア歌劇場『ヴェルテル』で絶賛を浴び再演も指揮。同年10月にはイタリアのノヴァーラでヴェルディ『マクベス』の新プロダクションを指揮して新聞各紙で好評を得た。14年、マケドニアとタイで『ドン・ジョヴァンニ』と『ラ・ボエーム』を指揮。本アカデミー横須賀公演ではこれまでに『コジ・ファン・トゥッテ』『愛の妙薬』を指揮、好評を博している。声楽指導者としては、これまでに母校のサンタ・チェチーリア音楽院(ローマ)やヴェルディ音楽院(ミラノ)、イタリア国立ラティーナ音楽院等で教鞭を執るほか、マリア・カラス国際声楽コンクール等で審査委員長を務めた。サントリーホール オペラ・アカデミー エグゼクティブ・ファカルティ。

    田口道子(演出) Michiko Taguchi, stage director

    国立音楽大学声楽科卒業後、G. ヴェルディ音楽院でディプロマを取得。メゾ・ソプラノ歌手としてイタリア各地で活躍する傍らオペラ演出の基礎を学び、演出助手として世界各地の歌劇場で経験を積む。近年は再演演出家としてスカラ座、フィレンツェ歌劇場、ヴァレンシア歌劇場、アンコーナ、ヴェローナ、新国立劇場にて再演を手がける。ヴェローナのアレーナ歌劇場ではF. ゼッフィレッリの助手として振付も担当。本アカデミー横須賀公演では2013年『コジ・ファン・トゥッテ』、14年『愛の妙薬』で演出を、また、13年の東京・春・音楽祭『ファルスタッフ』で構成・演出を務め、いずれも好評を博した。訳書に『リッカルド・ムーティ自伝:はじめに音楽 それから言葉』『リッカルド・ムーティ、イタリアの心 ヴェルディを語る』(音楽之友社)。字幕翻訳も多数。

    吉田珠代(ソプラノ) Tamayo Yoshida, soprano
    吉田珠代

    愛知県立芸術大学卒業、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第6期修了。2006年文化庁新進芸術家海外研修員としてボローニャに留学、08~10年(財)ローム ミュージック ファンデーションの助成を受けミュンヘンとウィーンに留学。10年オーストリア・シュタイヤー音楽祭『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナで欧州オペラ・デビュー。「難役を見事なオーラと歌唱で演じ切った非の打ちどころのないソプラノ」と各紙で絶賛された。新国立劇場、小澤征爾音楽塾、サイトウ・キネン・フェスティバル松本などで活躍。12年のPMFオーケストラ演奏会ではファビオ・ルイジと共演。13年、本アカデミー横須賀公演『コジ・ファン・トゥッテ』に出演。第6回静岡国際オペラコンクール最高位ならびに三浦環賞受賞。

    樋口達哉(テノール) Tatsuya Higuchi, tenor
    樋口達哉

    武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了後ミラノ留学。カルーソー国際声楽コンクール最高位等、受賞歴多数。1998年、ハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』でデビュー後、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場管弦楽団等と共演し各地で出演を重ねる。2010年、ミラノ大聖堂およびヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂において三枝成彰作曲『レクイエム』に出演、14年、イタリアとサンマリノ共和国でジョイント・リサイタルを開催し大成功を収める。国内に於いても、新国立劇場、二期会を中心に活躍の場を広げ、常に高い評価を得る。近年では新国立劇場『ナブッコ』、二期会『ホフマン物語』で好評を博す。コンサートでも「第九」をはじめ、NHK・FM名曲リサイタル、NHKニューイヤー・オペラコンサート等で活躍。輝きのある声と華を持つ日本を代表するテノールとして多くのファンを魅了している。12年、1stアルバム『Per te』、昨年9月に2ndアルバム『Passione』(SONY)をリリース。二期会会員。ホームページ:http://www.higuchi-tatsuya.com/

    湯浅ももこ(ソプラノ) Momoko Yuasa, soprano
    湯浅ももこ

    確かな歌唱テクニックと艶やかな舞台容姿で注目のソプラノ。東京芸術大学卒業、同大学院修了。第55回全日本学生音楽コンクール声楽部門大学・一般の部第1位。日本放送協会賞ならびに都築音楽賞受賞。文化庁による派遣でアメリカ合衆国ボストンにて研鑽を積み、ピーター・エルヴィンス・ヴォーカル・コンペティション第2位、ロンジー音楽院コンペティション・オーナーズ賞受賞。第79回日本音楽コンクール声楽部門第3位。これまでに『コシ・ファン・トゥッテ』デスピーナおよびフィオルディリージ、『魔笛』夜の女王、東京のオペラの森『タンホイザー』(小澤征爾指揮)牧童、『愛の妙薬』アディーナ、『子供と魔法』お姫様、『チャールダーシュの女王』(二期会/日生劇場)シュターズィなどで活躍。二期会会員。

    増原英也(バリトン) Hideya Masuhara, baritone
    増原英也

    東京芸術大学卒業、同大学院修了。2008年『ファルスタッフ』フォード役でオペラ・デビュー。以来、ヴェルディ、プッチーニ、ロッシーニ、ベッリーニ等の作品を中心にレパートリーを広げる。10年よりイタリアへ留学。イタリア各地でオペラやコンサートに出演。また、東日本大震災チャリティーコンサート「KIZUNA」の合唱指揮者を務める。韓国テグ国際オペラフェスティヴァル『ドン・ジョヴァンニ』、パルマ王立劇場シーズン公演『結婚手形』に出演。パルマ国立音楽院を最高位で卒業し、ディプロマを取得。14年の本アカデミー横須賀公演『愛の妙薬』ではドゥルカマーラ役で絶賛を博した。サントリーホール オペラ・アカデミー コーチング・ファカルティ。二期会会員。

    村松恒矢(バリトン) Koya Muramatsu, baritone
    村松恒矢

    国立音楽大学声楽専修卒業、卒業時に矢田部賞受賞。またオペラ・ソリスト・コース修了。同大学院声楽専攻修了。新国立劇場オペラ研修所第14期修了。オペラでは『フィガロの結婚』伯爵、『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『魔笛』パパゲーノ、『ナクソス島のアリアドネ』ハルレキン、『スペインの時』ラミーロ、『ラ・ボエーム』ショナール、『みづち』天河役等、ほか多数出演。また、フォーレ「レクイエム」やベートヴェン「第九」等、コンサート・ソリストとしても活躍。これまでに望月哲也、角田和弘、小林一男、モチェオ久美に師事。

    片山将司(バス) Masashi Katayama, bass
    片山将司

    東京芸術大学卒業、同大学院修了。サントリーホール オペラ・アカデミー プリマヴェーラ・コース第1期修了。これまでに『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『魔笛』ザラストロ、弁者、『コシ・ファン・トゥッテ』アルフォンゾ、『フィガロの結婚』バルトロ、『ジャンニ・スキッキ』シモーネ等を演じる。2004年、25歳で『エレクトラ』年老いた下僕で新国立劇場デビュー。翌05年には『マクベス』医者役で出演。U. シルマー、R. フリッツァ、C. アルヴァレスら世界的演奏家と共演。11年、小澤征爾音楽塾『フィガロの結婚』東京、パリ、ニューヨーク公演のキャストとして抜擢された。大妻多摩中学高等学校音楽講師。オペラアカデミー イン S. アマデウス メンバー。日本声楽アカデミー会員。

    吉川健一(バリトン) Kenichi Yoshikawa, baritone
    吉川健一

    国立音楽大学卒業、同大学院修了。トルトーナ国際音楽コンクール(伊)、ラッコニージ国際音楽コンクール(伊)、第20回奏楽堂日本歌曲コンクール等に入賞。二期会本公演『魔笛』パパゲーノ役でデビュー後、同二期会公演『ジャンニ・スキッキ』『天国と地獄』『サロメ』、新国立劇場『オルフェオとエウリディーチェ』『コジ・ファン・トゥッテ』(特別演奏会)、『沈黙』『ピーター・グライムズ』『蝶々夫人』『夕鶴』、日生劇場『夕鶴』『利口な女狐の物語』、2013年東京・春・音楽祭『ファルスタッフ』タイトルロール等で好評を博している。本アカデミー横須賀公演には、12年『こうもり』ファルケ役で出演。二期会会員。

    髙畠伸吾(テノール) Shingo Takabatake, tenor
    髙畠伸吾

    武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。サントリーホール オペラ・アカデミー アドバンスト・コース第1期修了。2013年度第44回イタリア声楽コンコルソ金賞受賞。第4回ジュリアード音楽院オーディション奨励賞受賞。これまでに『ラ・ボエーム』『ジャンニ・スキッキ』『秘密の結婚』『ラ・トラヴィアータ』など数々のオペラに出演。13年、サイトウ・キネン・フェスティバル松本で小澤征爾指揮『子どもと魔法』に出演。14年、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXII『フィガロの結婚』、15年、同プロジェクトXIII『子どもと魔法』にカヴァーで出演。PMF2015リンクアップ・コンサートに出演。本年9月、セイジ・オザワ松本フェスティバルに出演予定。

    朝岡 聡(ナビゲーター) Satoshi Asaoka, navigator
    朝岡聡

    慶應義塾大学卒業後、テレビ朝日にアナウンサーとして入社し、「ニュースステーション」などで活躍。1995年フリーとなってからはテレビ・ラジオ・CM出演のほか、クラシックコンサートの企画構成や司会でもフィールドを広げている。とくに古楽とオペラではユニークな評論が注目を集めており、クラシックの語り部としても幅広く活動中。雑誌「音楽の友」にオペラの連載を行なうほか、演奏歴30年以上のリコーダーではトーク付き演奏会を開くなど熱烈なる音楽愛好家の顔を持つフリーアナウンサー。著書にこれまでのヨーロッパオペラ旅を綴った写真&エッセイ『いくぞ!オペラな街』(小学館)。

    ブログ「コンサートソムリエ東奔西走」  http://satoshiopera.cocolog-nifty.com/blog/

    SOURCE AND PHOTOS YOKOSUKA ARTS WEBSITE